
子供の低身長・ホルモン注射治療の効果
成長ホルモン療法
成長ホルモンは内服しても無効なので、注射することが必要です。
投与量は体重1kg当たり1週間に0.5単位です。以前は週に 2~4回通院して筋肉注射を受けねばならなかったのですが、インスリン注射などと同様、成長ホルモンも在宅で注射することが厚生労働省から認められてからは、自宅で毎日皮下注射することが可能となりました。
成長ホルモン療法での効果
正常児では睡眠のはじめの頃に大量の成長ホルモンが分泌されるので、これに似せて毎晩の注射により成長ホルモンが睡眠中に増えるようにするのが、もっとも自然です。実際、1週間の投与量が同じならば、週2~4回注射するよりも少量に分けて毎晩注射した方が背を伸ばす効果があり以前にくらべて有効性が増しています。
最近では、やさしく、安全に、正確に注射できる器具が開発され、ずいぶん楽に注射ができるようにもなっています。 成長ホルモン療法を開始すると、成長ホルモン分泌不全性低身長症のほとんどの子どもで成長が促進されます。治療前に年間3~4cmだった伸びが、治療開始後の最初の1年間では平均8cmほどの伸びを示しています。 この成長促進効果は2年目以降に年々弱まる傾向にありますが、根気よく続けることにより、少しづつ正常範囲の身長に近づけることができます。 また、最終身長は平均身長にまで達することもありますが、そこにまで達しない場合も多々あります。その点は、ひとりひとり状況が違うので、主治医との長いつき合いの中で自分に合った目標がはっきりしてくるはずです。
まとめ
・疑いがあるのならすぐに病院を受診する事をお勧めします。
・「成長ホルモン・栄養バランス・カルシウム」を考えた【アスミール】を継続してみ る事をお勧めします。成長期に欠かせない飲料です。
・睡眠時間を大切にして下さい。









