
子供のメンタルトレーニング・心を鍛える方法
スポーツメンタルトレーニングとは、「心理的スキル」や「テクニック」を手に入れ、大きな試合やピンチの場面などで、普段どおりの実力を発揮できるよう、自分の心をコントロールできるようにすることです。
「ルーティン」
「ルーティン」という技法があります。この技法を取り入れていることで有名なのが、野球のイチロー選手です。彼は、打席前に必ずバッターボック スでユニフォームの肩や袖をつまみ、バットを立てるなどの動作を行っています。
緊張する場面でも、このような特定の行動をすることで平常心を保つことができるのです。ルーティンのほかにも、心をコントロールするための「自己分析」や「目標設定」などさまざまなやり方があります。
家庭でできるメンタルトレーニング
毎試合、よいパフォーマンスをできるようになるには、よいパフォーマンスが出せたときの心の状態を知ることが大切です。
今回はゲーム感覚で楽しみな がら、お子さまが自分の心を分析できる「クラスタリング」という方法を紹介します。
(1)白い紙の真ん中に最近、お子さまが経験したよいパフォーマンスを書きます
(2)なぜ、そのときよいパフォーマンスをすることができたのか、その要因だと思うことを付せんに書いて、四角のまわりに貼ります
(3)その表を見ながら、どんな状態になるとお子さまはよいパフォーマンスが出せるか一緒に話し合ってみましょう
これまで試合で勝ったことがないという場合には、練習でよくできたときのことを思い出してください。
何度か繰り返しているうちに、試合前・試合中に 自分の心を見つめるクセがついてくるはずです。そこから、よいパフォーマンスを出せたときの心の状態にするには、どうしたらよいか探っていきましょう。
一 方、思いどおりにいかなかった試合についても同じような方法で振り返ることもよいと思います。よいパフォーマンスをするために、何をやるべきか明確になる からです。
お子さんが持っている技術力を試合本番で発揮するため、心を強くするメンタルトレーニングがとても大切です。









